日本でも人気の高い「BMW」。
多くのモデルが現行で発売されています。
モデルやグレードもさまざまなものを取りそろえており、多くのファンを獲得しています。
カスタム業界でもベース車両として使用されることも多いため、今回はBMWの歴史やモデル変遷についてまとめていきます。
BMWはモデルやシリーズ変遷が頻繁に行われるため、この記事を参考にしてみてください。
現在発売されているモデル
まずは、現行で発売されているモデルを紹介していきます。
前述したようにBMWは、モデル・シリーズの変遷が多いため、過去のシリーズ車が現行では別のシリーズで扱われていることも少なくありません。
現在(2023年6月)公式サイトで閲覧すると86車両が掲載されております。
シリーズとしては、6シリーズのみ掲載がない形となっています。
創業からこれまでの歴史
1916年「Bayerische Motoren Werke(バイエルン州のエンジン工場)」として誕生しました。
現在も使用されるエンブレムはもちろん、何度か改定されているがほぼ同じエンブレムが1917年から使用されています。
1923年に航空エンジンメーカーであったが、最初のモーターサイクル(R32)が発表されました。
1928年には車両製造会社を買収し、自動車メーカーとなりました。
戦後経営難に陥る時期もありましたが、1961年に発表した1500モデルにより市場に現代的な自動車メーカーとしてブランド力が再確立されました。
1972年には「BMW Motorsport」を完全子会社として設立し、現代の「BMW M」の基礎ともなっています。
1981年に日本法人である「BNW JAPAN」を設立しました。
1998年には「Rolls-Royce」を買収し、ブランドと命名権を獲得しています。
2000年以降は、現行モデルにも引き継がれるさまざまなモデルが生産・発売されています。
BMW
- WEBサイト:BMW Japan公式サイト
- SNS:Instagram BMW
- YouTube:BMW
シリーズ一覧
BMWは、さまざまなシリーズとモデルが存在します。
現行で存在する車両モデルも、過去は、違うシリーズの車両だった場合も少なくありません。
現シリーズと変遷を簡単にまとめていきます。
Mシリーズ
BMWの中でもスポーツ走行に重きを置いたモデルの発売を行うBMWのMシリーズ。
Mシリーズは、BMWの1972年に設立された「BMWモータースポーツ社」が中心となって開発していました。
現在はさまざまなボディタイプにMシリーズが導入されています。
Xシリーズ
一般的にSUVと呼ばれるボディタイプをBMXではXシリーズとして位置づけています。
X1~X7までが存在しており、数字が持つ意味も異なってきます。
1~7までは数字が大きくなるにつれボディサイズが大きくなります。
そして数字が偶数か奇数かで大まかな区別をすることが可能となっています。
奇数:SAV・偶数:SAC
SAV(=スポーティ・アクティビティ・ビークル)の略となっており、奇数が割り当てられています。
SAC(=スポーティ・アクティビティ・クーペ)のタイプは、偶数が割り当てられていますが、ともにSUVとして包括できます。
iシリーズ
「innovation(=革新)」の頭文字がシリーズ名となっている、iシリーズ。
BMWシリーズの中では、電気自動車をiシリーズとして位置づけています。
「iX」や「i7」など公式サイトには10モデルが現行モデルとして掲載されています。
5シリーズ
初代が1972年に発売されています。
3シリーズ
BMW2002の系譜の後継と言える3シリーズ。
初代のE21は1975年から生産・発売されています。
4代目(1998年~2007年)のE46のハッチバックE46コンパクトが1シリーズに役割が移行した形となります。
6シリーズ
初代1977年にE24が「世界一美しいクーぺ」と言われ発売されています。
2017年に生産が終了した可能性もありますが、公式発表はされていません。
現在は、公式サイトにも6シリーズの掲載はありませんが、モデル変遷の多いBMWであるため、新たなモデルが生産・発売される可能性もあります。
7シリーズ
1977年E23として発売されています。
8シリーズ
1990年E31は、6シリーズの後継モデルとして誕生しました。
1999年に一度生産が終了しています。
しかし、2018年に19年ぶりに8シリーズクーペの復活が発表され、現在はクーペ、カブリオレ、グランクーペが発売されています。
1シリーズ
エントリーモデルの3シリーズコンパクトの後継として位置づけられている1シリーズ。
2004年に初代のE87の発売が開始され、2023年の現在も現行モデルが生産・発売されています。
BMWの現行モデルの中では比較的リーズナブルな価格体となっています。
2シリーズ
2013年に1シリーズクーペの後継モデルとして2シリーズクーペの発売が開始されました。
現行も3モデルが生産発売されています。
価格帯も1シリーズの後継モデルということもあり、他のモデルよりもリーズナブルな価格帯です。
4シリーズ
初代の発売は2013年にF32の発売が開始されました。
3シリーズクーペの後継モデルとしての4シリーズがその役割を担う形となります。
Z4
2002年に発表され、翌年の2003年から国内での発売が開始されました。
型式
開発コードをベースに、E→F→Gと変更されています。
E
1957年に登場したEを使用した型式。
F
2012年から使用されています。
G
20221年から使用されているGコード。
カスタムベースにおすすめの車両
BMWをカスタムベースにした車両は国内でも多く存在します。
代表的なイベントであるWekfest JapanなどでもBMWのカスタム車両を多く見ることができます。
カスタムベースの車両は他のベース車両と同様に現行モデルではない場合も少なくありません。
そのため、中古市場で車両を探さなければなりません。
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M6
M6は現行モデルの発売は終了しています。
Mシリーズであるため、走行性能は他のベース車よりも高い傾向にあります。
6シリーズの3代目となるモデルでありM6は2012年より発売されています。
F12/ガブリオレ
コードネームF12は、ガブリオレとなります。
後述するF13(クーペ)と同様にV8ツインターボエンジンが搭載されています。
F13/クーペ
コードネームF13は、クーペとなります。
F06/グランクーペ
コードネームF06は、グランクーペとなります。
F06の発売は2013年より発売されています。
E34
5シリーズ3代目となるE34。
1988年~1995年に生産・発売されたモデルになります。
E36 M3
M3シリーズの2代目となるE36。
1993年から1998年に生産・発売されたモデルになります。
2022年のWekfest Japan NagoyaのAWARD車両がカスタムショップ「MOONTEC」が制作されたE36です。
E46 M3
Mシリーズの3代目となるE46。
2000年から2006年に生産・発売されたモデルになります。
F80 M3
M3シリーズ5代目となるF80。
4ドアセダンのみの展開となります。
M3として初めてターボエンジンが搭載されたモデルでもあります。
サーキットでの走行性の向上を意識した開発されたモデルになります。
記事のまとめに
今回は、BMWの歴史やシリーズ、カスタムベースにおすすめ車両をまとめてみました。
現行モデルも多数発売されています。
また、中古車市場でも程度の良い車両が見つかるかもしれません。
ぜひお気に入りの車両を探してみてください。
BMW以外にもさまざまなメーカーの歴史やカスタムベース車等の情報をまとめていますのでぜひご覧ください!