あなたが欲しいと思っている車両がSNSなどで個人の方が売りに出している場合があるのではないでしょうか。
なかなかサイトや店舗には出てこないお得な車両を見かけ、「購入してみようかな」と思ったことは一度ではないでしょう。
私自身もSNSなどで売りに出されている車両を見たときに購入したいなと思うことが少なくありません。
その時に、正しい知識があれば問題なく購入することができるでしょう。
私も車・バイクともに個人間での売買の経験があります。
今回は、個人売買を行う上で気をつけておくべきことなどをまとめていきます。
この記事を読んでわかること
- 個人売買を行うメリット・デメリットが分かる
- 個人売買を行う上で、気を付けなければいけない点が分かる
- 個人売買が成立した後の流れを知ることができる
個人売買のメリット・デメリット
まずは、個人間売買のメリットとデメリットについて確認しておく必要があるでしょう。
そもそもの大前提として、特別な理由がない場合は、個人売買を行う必要はありません。
シンプルに中古車サイトや中古車ディーラーで購入することをおすすめします。個人売買では、少なからずリスクが発生します。
そのため、そのリスクを含める必要がある車両以外は購入を控えておいた方が無難です。
その場合、ショップなどを通して購入することになります。
ディーラーで中古車の購入を検討されている場合は、こちらの記事がおすすめです。
関連記事:中古車購入時に気を付けておきたいこと!
個人売買で購入・販売するメリット
先ほど述べたように基本的には、ディーラーなどで購入するべきです。
それでも、個人売買を行う理由は買い手、売り手ともにメリットがあるからです。
個人売買を行う最大のメリット! 買い手は安く、売り手は高く
中古車市場において、ディーラーを介さないことにより、互いに金銭面でのメリットを受けることができます。
買い手は当たり前のことですが、仲介手数料やその他の大興料金などが発生しないため、車体価格のみで購入することが可能となります。
名義変更などの手間は発生しますが、それほど難しいものでもありません。
個人間売買では、売り手の方が大きなメリットを受けることになるでしょう。
基本的に、カスタムカーは買取価格が低くなります。基本的な買取を行っているディラーではカスタム料金などを考慮しない場合が多くなります。
中古車市場のカスタムカーの需要が大きく影響していると考えられれます。これは、ビジネスを行っている以上、ショップを責めることもできません。
どれだけ良いショップを探しても簡単に納得する金額を提示してくれる場合は少ないでしょう。
その点、ショップを介さない個人売買の場合は、希望の価格で車を販売することができます。
希少車種も購入できる可能性あり
程度の良い、人気車両は価格も高騰しています。そもそも球数の少ない車両は中古車サイトなどには、販売車両として情報がない場合もあるでしょう。
それが個人売買の場合は、オーナーが手放すタイミングがあれば購入できる可能性も出てきます。
もちろん、サイトに出ないような車両であるため、それなりの価格帯になる車両でしょう。
そのため、金銭的なメリットはほとんどありませんが、そもそも購入することが困難な車両を手に入れることができること自体がメリットいえます。
取引がスムーズにいけばすぐに自分の愛車に
取引に全くトラブルがなければ、すぐにでも車を乗り出すことができます。
ディラーなどは、営業担当者の方の多忙さや出勤状況、整備など納車まで時間がかかることは少なくありません。
その点、個人売買であれば車検付きで車両に問題がなければすぐに乗り出すことも可能になります。
個人売買で購入するメリット
- 買い手・売り手ともに金銭的なメリットあり
- 希少車種を手に入れることができる可能性がある
- 取引次第ですぐに車を手に入れることができる
個人売買で購入するデメリット
購入時は、買い手側にリスクが大きくなることを十分に認識しておくことも大切です。
故障のリスクはないか
大きな問題がない場合がほとんどですが、中にはディーラーで買取が断られた車両の場合もあるかもしれません。
素人目には、外装以外の部分を判断することはできないでしょう。
可能な限り、知識のある方と現車を確認しておくと安心です。
可能であれば試乗させてもらえるとベストではないでしょうか。
取引がスムーズにいかない場合もある
双方のレスポンスにより、取引がスムーズにいかない場合もあるでしょう。
また、本来の売買では起こりえない急なキャンセルなども起こりえます。
お金のやりとりと車の受渡のタイミングなども双方が納得した形をとる必要もあります。
個人売買で購入するデメリット
- 故障のリスクは避けることができない
- 取引がスムーズにいかない場合は、ストレスになる
個人売買で気を付けるべきこと
現車の確認は必ず行う
中古車販売店とは異なるため、現車の確認は必ず行わなければなりません。
現車の確認ができない売買は、行わない方がよいでしょう。
知り合いに車に詳しい方がいれば一緒に確認してもらうことをおすすめします。
外装・内装だけでなく、エンジンルームの確認まで行うべきです。
可能であれば試乗させてもらい、不具合が出ている箇所がないかを確認する必要があります。
車両に問題がなく、金銭面も互いに合意した契約となった場合は、実際に売買のための準備を行う必要があります。
金銭面は一番に確認する
まずは、お金の受け渡し方法について確認しておく必要があるでしょう。
現金か、ローンを組むか購入者側の金銭状況により異なってくるでしょう。
現金であった場合は、それほど心配する必要もないでしょうが、振り込みやローンとなるとトラブルが発生しやすくなることも事実です。
現金の場合
現金でまとまったお金を準備できる場合は、一番良い方法でしょう。
まとまった金額になるため、振込で対応する方がトラブルが少なくなるでしょう。
金額が大きくなることが予想されるため、数える場合も専用の機械がなければミスが起こる可能性もあるため、振込一択になるでしょう。
ローンの場合
個人でもローンを組むことができます。
方法はさまざまですが、金利の関係などもありどちらが手配するかなどの問題も発生してきます。
まとまった金額を準備できなくても取引が成立するため、購入の選択肢は広がることになります。
車体の受け渡し方法を確認しておく
現車の確認ができる場合は、お互いにそれほど遠い場所にいない可能性が高いため、自走して受け渡しすることが可能でしょう。
そうでない場合は、輸送の手配が必要になります。
また、輸送も距離によっては値段が高くなる場合も多いため、その金額もお互いに把握し、価格に含めるのか含めないのかも決めなければなりません。
名義変更などの手続きは迅速に行う
後述しますが、名義変更をはじめ手続きが発生してきます。
決して難しいものではありませんが、多少の手間はかかります。
そのため、購入が決まった場合は、書類などを準備しておく必要があるでしょう。
個人売買で気を付けるべきこと
- お金の受け渡し方法はお互いに納得した方法で行う
- 車体の受け渡し方法を確認しておく
- 名義変更などの手続きは迅速に行う
個人売買が成立した後にやるべきことは
個人売買後は、車の受け渡し以外にもやるべきことがあります。
面倒な手続きはありますが、決して難しいものではありません。
また、名義変更などを自分で行うことで愛車に対する愛着もさらに出るものではないでしょうか。
ここからは契約後にすべきことをまとめていきます。
名義変更・税金納付者の変更
名義変更及び納税者の変更は、速やかに行うことでトラブルを避けることができます。
特段難しいことはありませんが、書類の準備などの手間はかかりますので早めに取り組む必要があるでしょう。
特に、駐車場がない場合は、車庫証明を取ることができない問題などが発生することになります。
理想は、車を手放す人と、譲り受ける人の2人で手続きに向かうことでスムーズに手続きを行うことができます。
書類などに不備があった場合に、1人で手続きを行っていた場合に対応できない可能性も考えられます。
名義変更については、下記サイトの情報が参考になります。
他サイト様:自動車の名義変更とは?手続きの流れや必要な書類について
任意保険への加入
任意保険は万が一の事故の時に、大事な保険になります。
もちろん、事故に遭わないことが一番ですが、運転しいている以上事故のリスクは0ではありません。
最近では、オンラインで契約することで保険料が安くなることも少なくありません。
料金だけで保険内容等を加味しないのはナンセンスですが、同じ契約内容であれば少しでも安く済ませておくべきです。
合わせて読みたい:任意保険の加入・見直し時に確認すべきこと!
一度ショップで確認してもらう
購入車両にもよりますが、購入後早い段階でショップで車の状態を確認してもらう必要があります。
もちろん、状態が悪いので取引をなくすことはしてはいけませんが、安全に走行するためにも重要なことになります。
特に、大切に乗っていく車両であればあるほど惜しんではいけない工程と言えるでしょう。
記事のまとめに
個人売買は、両者にメリットがあるため、積極的に行ってよいと個人的には思っています。
一方で、あまりよくない情報がSNSなどに掲載されていることも事実でしょう。
ただ、これに関しては個人売買でなくても起こりうる可能性があるため、一概に個人売買だったと一括りにすることはできないでしょう。
最後に、簡単に大切なところをまとめておきますので、今後機会がある方は参考にしてみてください。
記事のまとめに
- 個人売買には、金銭面などのメリットがあるが、リスクを負うデメリットもある
- 金銭面・車体の受渡方法、手続きなどお互いにやるべきことはある
- 車体を譲り受けた後に行うべきことも早めに対応しなければならない